花屋が教える。フリマサイトで植物を買うとき気を付けること
みなさんは植物を少しでも安く買いたいと思ったことはありませんか?
ご存知メルカリやフリルなどを利用すれば、種から草花、観葉植物や蘭など幅広く手に入れる事が可能です。
実際「こんなに安いのか」と驚くこともあるでしょう。花屋であるわたしもたまに驚かされることがあります(笑)
ただその安さには意外な落とし穴があるかもしれません。
わたしも出品しているため、どんな商品が出品されているのか見て回ることがあります。
そこで感じるのは、出品者のなかでとてもいい方もいれば、不誠実な方だなと思うことがあります。
それは必要な説明をしていなかったり、誤解を招くような写真で出品していたりと。。
つまり、商品を購入したものの思っていたものと違っていたり、すぐに枯らしてしまう可能性があるという事です。
そこで plantlife を読んでくださったみなさんには、気持ちよくお買い物をしていただきたい。と記事を書かせていただきました。
それでは、これから気を付けるべきポイントをお伝えいたします。
「抜き苗」に注意?
フリマサイトでは「抜き苗で発送します」という文面をよく見かけます。
そもそも抜き苗とはなんでしょうか。
それはずばり、土を落とした株だけの状態のことを指します。
ではなぜわざわざこのようなことをする必要があるのか。という疑問が湧いてきますよね。
それは、重量を軽くして送料を安くすることが目的なんです。
「えっ?安くなるのならいいんじゃないの?」と思われた方もいるとおもいます。
ここが落とし穴です。
先ほども記載しましたが、抜き苗とは土を落とした株だけの状態です。
つまり、土を落とす際に根を傷つけてしまうのです。
「根を傷つける=枯れる」とはなりませんが、一時的に弱ってしまうことは覚えておいた方が良いです。
なかには、根を傷つけられることを嫌がる植物があり、枯れることに直結してしまう植物もありますので注意しましょう。
大きさは?〇号ポット?
商品を見ているとサイズの表記がなく、〇号ポットに植わっていますと記載されているの見たことはないでしょうか?
初心者の方には、ピンとこないと思います。
ここで簡単に記載してみましょう。
- 2号-直径6㎝
- 3号-直径9㎝
- 4号-直径12㎝
となります。つまり1号=3㎝となります。
写真では大きく見えていても、実際届けば思っていたより小さかった。。という経験をされている方も多くいらっしゃいます。
くれぐれも注意しましょう。
カット苗ってなに?
多肉植物は、カット苗で販売されている場合があります。
ではカット苗とはなんでしょうか。
それはずばり、葉と茎を残しカットされた状態の苗のことです。
カットされたものを土に挿すことで、根が張り、成長してくれます。
このカット苗のメリットも安くできることにつきます。
ただこちら、気を付けるべきポイントがあります。
それは季節です!
多肉植物は、春と秋に成長期をむかえ、夏と冬では成長が鈍くなってしまいます。
つまり、夏と冬の成長が鈍っているときに土に挿してもなかなか発根せず、そのまま枯れてしまう可能性が高まってしまうという事です。
もし購入を検討される際は、春か秋に購入すると良いでしょう。
出品者を信用するな!?
出品者の中には、プロのお花屋さんもいます。
「説明には詳しい記載がなかったけど、育て方について質問したら簡単そうだ。よし。買ってみよう」
これは、ちょっと待ったです。
プロのお花屋さんが言うなら間違いないと思ってはいませんか?
あまり大きな声では言えませんが、プロのお花屋さんでも間違った知識を持たれているか方が少なからずいらっしゃいます。
「購入を検討されている植物について一度自分で調べる」ことを強くお勧めします。
まとめ
購入を検討している植物に関して調べる癖をつけると、間違いを減らせるだけでなく、
知識も深まりグッと枯らしてしまう確率を減らすことができます。
1つの植物の育て方を知ると他の植物にも通じるものがありますので、どんどん知ること、育てる事が楽しくなってくると思います。
気持ちよくお買い物するためにも、是非購入前には一度自分で調べてみてください。